現在大学院に進学している卒業生へのアンケート
8期生(編入生)米田晃久さん


@ 山口県立大学で日本語教師養成を受講されようと思ったきっかけは何ですか?
 私は一度大学を出て、社会人として2年ほど働いてから、山口県立大学に編入学しました。異文化間コミュニケーションについて、勉強したかったのですが、その際に何かしら資格となるようなものを取りたいと思いました。県大には日本語教師養成課程があり、私の目的と重なると思い受講しました。


A 山口県立大学での実習の印象深い思い出は何かありますか?
 国内実習だったのですが、人前で話すことが苦手なので授業直前まで、かなり緊張していたのを覚えています。また授業準備も思うように進まず、徹夜で授業準備をして、授業を行い、もうろうとしながら、反省会に参加していました。


B 現在、大学院へ進学されているとのことですが、進学されるまでの経緯などを教えて下さい。
 
県立大学を卒業してから、現在、所属している大学院の博士前期課程(修士課程)に入学しました。修了後、後期課程(博士課程)に進学しましたが、初めの1年間は休学し、フィリピンで高校生に日本語を教えていました。2009年の4月から復学し、現在に至っています。


C 「大学院へ進学しよう!」を決心した際は、何かきっかけのようなものはありましたか?
 私の場合は県大に編入する時点で、予定としてその後、大学院に進学することを決めていました。大学院に進学したいと思った理由は、以前通っていた大学で学部のときに3年生の後半ぐらいから勉強・研究のおもしろさがわかり始めたのですが、その頃には就職活動を始めなくてはならず、全力で卒論に取り組めなかったことがあり、可能であれば、大学院まで進んでじっくり研究に取り組めればと考えていました。


D 現在、大学院でどのような研究をされていますか。
 異文化接触にポジティブな影響を与える日本人の資質について心理学的な観点で研究をしています。やりたいことは、外国人と仲よくなりたいんだけど、なんだかうまくいかないという人たちに、「こうすれば、うまくいくよ!」ってことをアドバイスできるような、そのヒントを提供することです。なにより、自分が外国人となかなか仲よくなれないので、自分のために研究しています。


E 山口県立大学での体験が、今の大学院での研究に役立っていると感じることがありますか?
また、それはどんなことですか?
 とても、役に立っています。私の今の研究の方向性は県大で卒論を書いた時にできあがりました。指導教官である古別府先生はもちろんのこと、何人もの先生に卒論を書くにあたり助言をいただきました。こういうことって、実はけっこう難しいことだったりします。自由に研究させていただいたなぁと思います。
また、県大ではいろいろな先生とたくさんお話ができたことが私にとって財産になっています。授業に関する質問はもちろんのこと、ちょっとした疑問でも気軽に先生方に聞くことができました。大学に長くいるようになってわかったことですが、大学の先生は、学生が想像する以上に忙しいです(笑)。にもかかわらず、一学生の話を、嫌がらずに聞いていただいたことで、私の研究に対する意欲が芽生えたことは間違いありません。


F これから日本語教師をしたいと考えていますか?
 難しい質問です。「したい」とは思っています。 


G 「したい」とお答えした方 → 
・どうしてですか?
私は去年はフィリピンで、現在は日本語学校で週に3回ほど日本語を教えています。教師という職業全般に言えることかもしれませんが、「やりがい」があることは間違いないです。こんな私でも「せんせい!」と呼んでくれる生徒たちがいることは自信になりますし、役に立ってるなぁって実感できます。
ただ、実際にこれを生業として、生活していくとなると現実はなかなか厳しいと思います。そういう人たちもたくさん見ています。そこの覚悟が私にはまだついていないので、こういう回答をさせていただきました。最終的には日本語教育周辺で自分の研究をいかしながら仕事ができればなと思っています。

・この国,学校,機関で働いてみたいなどはありますか?
 役に立てるなら、国内外どこでもいいのですが、私はおなかが弱いので、水がきれいなところがいいなぁと思います。フィリピンでは行ってから2か月ほど、ずっとおなかを壊していたので、もし、海外ならそれが1か月くらいで、治まるところがいいです。


H では、最後に後輩にメッセージをお願いします。
 分野にもよりますが、大学で勉強したことを直接的に将来、いかすことって難しかったりします。また、いかそうとするあまりに選択肢を狭めてしまうことがある気がします。学生時代のことで役に立つのは、何かに真剣に取り組んだ経験だと感じています。真剣に取り組んだ時の集中力、それに伴う葛藤とその解決、そういった経験が将来どんな状況においても役立つような気がします。後輩の方には楽しい学生生活を送っていただきたいですが、楽な学生生活を送って欲しくないなぁって思います。汗をかきながら自分の可能性を耕す、そんな時間を過ごしてほしいです。