実習生鮫島香那

学校名
Padbury Senior High School

◎住所
Giles Avenue PADBURY 6025 AUS

◎生徒数
約500名
13歳〜18歳の8年生〜12年生
(日本の中学と高校が1つになった学校)

◎学校の様子
校舎は1階建てで大きい。開放的である。
植物もおおく、明るいイメージがある。
教員も生徒も元気で生き生きとした雰囲気がある。
男子生徒は毎日校庭でオーストラリアンフットボール(ラグビーに似ている)をしている。
生徒は色々な民族がいる。
1つ1つの教室はそこまで広くなく床は絨毯になっている。

◎学校の特色
・体育・芸術・コンピュータ・技術(木工)・家庭科・経済・環境などさまざまな分野を専門的に学ぶことができる。
・チャイムがない
・Padbury Point Card というオリジナルポイントがある。
 学校内でのみ有効で図書室にいって利用できる。
・ちいさなシアター劇場があり、ミュージカルやダンスを披露できる。
・校舎のドアはオートロック式が多く、特に生徒が利用するドア(校庭や外側)は必ずオートロック式で中から先生だけが開けることができる。

◎日本語の授業
日本語は8年生から12年生まで選択授業の1つとしてある。
11年生までは週に2回、12年生は4回ある。

      Year_8                 <時間割>
          1(明石クラス)26人           1時間目8:50-9:55
           2(京都クラス)29人          2時間目9:55-10:55
           3(東京クラス)22人          Contact 10:55-11:10
      Year_9                Recess 11:10-11:35
          1 27人                3時間目11:35-12:35
          2 30人                4時間目12:35-13:35
          3 22人                Lunch 13:35-14:00
      Year_10                5時間目14:00-15:00
          1 12人                6時間目14:10-15:00(水曜日だけある)
        
Year_11,12             ※水曜日は全部は全部50分授業
          1 8人              私は8年生の3クラスに授業をし、他のクラスは全てアシスタントをしました。
                           授業1コマ=60分 水曜のみ50分 

 

        教科書

         8・9・11年生:先生が作ったもの
         10年生:『がっこうせいかつ』
         12年生:『みらい』


教室は1つで、入口から日本の文化を調べたポスターや日本のもの、ポスターに漢字など、日本語や文化に囲まれている。
机は6グループくらいにつくられている。設備として、OHP・パソコン・DVD・最新のホワイトボード(パソコンをつながっている)など便利なものが多く取りそろえられている。また、教室をでるとすぐプレイルームになっていて、そこには約30台のパソコンもある。

8年生:学び始めたばかりでほとんどの生徒がローマ字で書く。スペルも間違えやすい。ひらがなは難しいのかなかなか書こうとしなかった。あいさつは日本語でするが、ほとんど日本語はわからない。集中力がなかなか続かないがよく手を挙げて発言をしてくれる積極性がある。元気な生徒ばかりだった。月に1回日本語のテスト(オーストラリアオリジナル)リスニング・筆記がある。

9年生:ひらがなも書くようになるがローマ字を上にかく生徒もいる。日本の天気予報の映像を見て、実際に自分で世界の天気予報を日本語で伝える原稿作成や地図をつくって、2人ぐみで練習をした。最終的には暗記をする生徒もいて、生徒全員の天気予報をビデオカメラに録画した。どの生徒も一生懸命日本語で説明してオリジナルのすてきな天気予報になった。月に1回日本語のテスト(オーストラリアオリジナル)リスニング・筆記がある。

10年生:リスニングのCDをきいて日本の地名を答えたり、日本語の日にちを覚えた。冬に日本の姉妹校を訪問する生徒が多く、一生懸命勉強している姿が印象的だった。女の子しかいないクラスで静かなイメージもある。

11・12年生:大学の選抜試験で日本語の面接がある生徒の面接練習をした。将来は何になりたいですか?お金があったらどうしますか?などの質問を練習した。教科書も少し難しいことばもでてきていた。毎回リスニングの問題を解いた。自習形式の授業スタイルだった。11年生は毎回新しい漢字と意味の問題を解いた。

実習環境はとてもよい。教室の設備が整っているので、どんな授業でも展開できる。
学校自体も開放的で、過ごしやすい。しかし生徒は元気すぎて集中力がないところに一番苦労する。他の教科の先生もすごく親しく話し掛けてくれる。


◎生徒のレベル
最高学年でも初級程度。
シンプルで簡単なものなら聞いて理解できるが、正しい日本語で返すことは難しい。
話すよりも読む能力が高い。なかなかひらがなをかくことが定着せず、アルファベットでかく。
全体的にみてもレベルが高いとはいえない。

◎授業の様子
授業のほとんどが英語。あいさつ・相づち・簡単な指示は日本語を多く利用する。教材としてフラッシュカード・OHP・パワーポイント・パソコンを利用した。授業のはじめにフラッシュカードで言葉の復習をしてから、授業に入った。
授業では聞いて、プリントに記入だけの授業ではつまらないので、後半にはプレイルームのパソコンを利用して、日本語をタイピングする時間もつくった。雑談がなかなかへらなかったり、モノをなげたり、日本の学校とは違う雰囲気なところもあるが、注意すればやめる生徒もいる。また、授業と授業の間に休み時間がないため、授業時間に遅れてくる生徒も多い。

◎日本語の先生:Joanne Sgro(ジョーアン スグロ)先生
 少しクールで、話してみるとすごく親しみやすい先生。的確な指示とアドバイスをくれて、よく [Will be fine]と言ってくれていた。ホッケーをしていて、ポジティブで生き生きしている。

◎感想
あっという間の2週間で、もっと実習をしたいと思った。やっとコツをつかんできたと思ったところだったので、少し残念だった。
最初は「Ms.」としか呼ばず全然リスペクトの態度なんてなかったがだんだん「かな先生」とよぶ生徒が増えて、信頼されてきていると実感もできた。8年生の3クラスにはそれぞれ特徴があり、また生徒それぞれにも個人差があって、約30人のクラスで1時間の中でやらなければならないことはたくさんあったので、どのように工夫をしてみんなが理解できるようにするか、退屈しないか、など教えることで気づく課題がたくさんあった。生徒はあいさつ以外すべて英語で質問してくるので、英語能力の必要性を感じる。多くの言葉を覚え、文字を勉強するが、読むばかりで実践的な会話や発話がほとんどなかったので、もっと発話をうながせるような授業も展開したかった。そして8年生だけでなくほかの学年にも授業をしてみたかった。
アシタントとしては、生徒の机を巡回することで授業についていけてない生徒を助けたり、読み方、意味を教えたりして、生徒1人1人と向き合えることができた。授業にはスグロ先生以外にも社会や体育、家庭科の先生なども監督に来た。多くの先生方が日本に興味をもっていることもわかり、また私の授業を見学してアドバイスをくださった。

◎ホームステイについて
自分の意思表示をしっかりすること、積極的に交流したらすぐ仲良くなれる。
家族ごとにルールがあるので、それを聞くことも大切。
日本のお土産をいっぱい持っていくと、会話のネタも増えて楽しい。