◎実習生:玉見祐美子
◎実習校
Queen Margaret Collage
◎住所
53 Hobson Street, Thorndon, Wellington, New Zealand
◎学校の様子
全体的に落ち着いている雰囲気。学年の縦と横の関係が良く、高学年が自然と低学年の面倒を
みることもあり、1人1人がとてもしっかりしていて実習をするにはすごくいい学校である。
◎学校の特色
NZの首都ウェリントンにある私立の中高一貫の女子校。
Y1〜Y13(日本でいう5歳〜18歳)の生徒がいて、韓国やドイツなどからの留学生もいる。生徒によっては1年間だけ留学に来る場合もある。
校舎が昔はお屋敷だったので、階段や、シャンデリアなど建物のりっぱさがそのまま残っているお洒落な校舎。
◎日本語の授業
Y9から語学の授業が始まり、2ヶ国語を選択しなければならない。
Y10から選択は自由になるので、Y11、Y12、Y13に上がっていくにつれて日本語の授業をとる生徒は少なくなっていく。
しかし、少人数の授業だと先生の目が行き届くので生徒にとっては良い環境ではないかと思う。
時間割Week1
|
M |
T |
W |
T |
F |
8:30 |
Y11 |
Y12 |
Y10 |
|
Y9 |
9:25 |
T9 |
Y13 |
|
Y11 |
Y12 |
10:40 |
|
Y10 |
|
Y12 |
Y13 |
11:30 |
Y13 |
|
Y9 |
Y13 |
Y11 |
13:45 |
Y12 |
|
Y11 |
Y11 |
T9 |
14:35 |
Y10 |
Y9 |
Y13 |
T9 |
|
Week2
|
M |
T |
W |
T |
F |
8:30 |
Y11 |
Y12 |
|
|
Y9 |
9:25 |
Y9 |
Y13 |
Y12 |
Y11 |
T9 |
10:40 |
|
Y11 |
Y10 |
Y12 |
Y13 |
11:30 |
Y13 |
|
T9 |
Y10 |
|
13:45 |
Y12 |
|
Y13 |
Y9 |
Y11 |
14:35 |
Y10 |
T9 |
Y11 |
|
Y12 |
・1コマ50分授業
・10:20〜10:40 tea
time
・12:20〜13:45 lunch
time
・一週目と二週目では時間割が違う。week1とweek2が交互になる。
◎日本語の授業
Y9はほとんど英語での授業。しかし、Y13になると日本語の能力が高くなってくるので日本語での直接法が多くみられる。また、パワーポイントなどを使用して、生徒が楽しみながら日本語を学べる環境だと思う。
◎生徒のレベル
Y9:初級、ひらがなからスタート
天気、曜日を替え歌で覚える
Y10:かたかなを勉強
生徒たちだけで日本語の劇を考え発表
Y11:日本語での会話が少しずつできる
Y12:日本語での簡単な日常会話ができる
Y13:日本語で日常会話ができる
日本語能力試験の4級を受ける。
*Y11〜Y13は日本語能力検定のためにリスニング、作文などの練習も始まる
◎日本語の先生:福家秀美先生
大阪弁を話す明るくてパワフルな日本人女性。
実習生に対しても、先生の考えなどを真剣に話してくださり、授業のことだけでなく人生についてもアドバイスしてくれるすばらしい先生。
◎感想
私は日本語教師という職業にとても興味があるので、今回の実習ではとても貴重な経験をさせてもらった。先生もアシスタントの先輩もすごく親切で優しく、実習を行うにはとてもいい環境だと思う。また、真面目で優しい生徒ばかりなので、私の授業も必死にわかろうとしてくれるので、すごくやりやすかった。
この約2週間の実習で、日本語教師の仕事を間近で見ることができただけでなく、ホストファミリーや福家先生などたくさんの人に出会うことができたので、QMCに行って本当に良かった。そして、もう1度QMCに行きたいと思った。
◎ホームステイ
今回のステイ先はアシスタントの先輩と同じだったので、不安もあまりなくとても過ごしやすかった。ホストファミリーは日本が好きなので、日本食を作ってくれたり、日本についての話などをすることができた。生活は、私と先輩の2人で自由に使用してもよいバスルームがあったので、ファミリーに気を遣うことなく生活できた。気を遣わなくてもいいということはストレスを溜めないということに繋がると思うので、ステイする時にとても重要なことだと思う。私は1年間TA(ティーチングアシスタント)としてNZに行きたいと思っているということを話したら、「またここにステイしていいよ」と言ってくれ、日本に帰ってからもe-mailやair-mailで連絡を取りあっている。
◎アドバイス
・小遣い…私がNZに行った時のレートは1NZ$=約63円で、円高だったので日本円で7〜8万あれば十分だと思う。
・お土産…ステイ先などには日本独特のもの、例えば着物生地で作られた小物などが喜ばれると思う。
・持っていくべきもの…天気が変わりやすいので、折りたたみ傘を持って行っておくと安心。シャンプーは日本のものを持っ て行った方が髪が傷まなくていい。
・持っていくべきでないもの…服は洗濯して着まわすことができるので、ムダに多く服を持っていく必要はない。また、移動手段は徒歩が多いのでヒールのある靴はあ まり必要ないと思う。
・食材…インスタントの日本食を持って行くと、NZで簡単に日本食を食べることができるのでおススメ。例えば、寿司の素な ど。
・その他…帰りにお土産などで荷物が増えるので、持って行くものを必要最小限におさえると移動などがとても楽になる。 また、ホストファミリーなどに自分の家 族のことを紹介するために、家族写真などを持って行くとよいと思う。
◎裏話
授業中、生徒が突然、授業で習った曜日や天気などを覚えるための替え歌を歌いだしたので驚いた。けれど、先生は気が済むまで歌わせ、怒るのではなく歌を歌えるようになったことを褒めていた。
私の実習中にも歌いだしたけれど、私は褒めることができなくて、生徒の突然の歌にどうしたらよいのかわからなくなってしまった。