◎実習生:岸本彩香・山口陽子・山本彩夏

◎実習校
 
Auckland Girls Grammar School


◎住所
 14 Howe St Freemans Bay, Auckland 1011, New Zealand

◎生徒数
 約1300名

◎学校の様子、特色
 ニュージーランドの経済の中心地、オークランド市内中心部にある女子高で、ニュージーランドの原住民であるマオリ、アジア系、アフリカ系など、留学生も合わせると50カ国以上の国籍の学生が在籍している。各学年1クラスが基本で学年が低いほど人数が多く、にぎやかに授業が進められる。最上級生であるYear13のみ私服で登校できるのも特徴。
 休み時間には、生徒たちは外や空きクラスで話したりお菓子を食べたりしてのびのびと過ごし、先生たちはスタッフルームでお茶などをして過ごす。基本的に同じ教科の先生でグループができていますが、私たち実習生に対してはLanguageの先生以外も積極的に話しかけてくれて、毎日新鮮な休み時間を過ごすことができた。


  



◎日本語の授業
 現地の教員が指導するときは、英語で日本語を教える間接法の授業が行われる。しかし私たち実習生が指導する場合、教員にサポートしてもらい、完全な直接法で行った。教科書は教員が作った各学年のオリジナルのものを使うが、学生たちの興味が冷めてしまわないような、ゲーム形式での授業も多く取りいれられている。私たち実習生は、1つの項目を3回の授業に分けて実習をさせていただいた。(1人3回の授業を担当)


◎各学年の様子、レベル
Year9:ひらがなとカタカナの読み書きが主で、後半になると簡単な漢字や自己紹介などの文法も練習する。この学年はお試しのような感覚で日本語を選択している生徒がほとんどなので、日本語に興味を持たせるためのゲームなどを多く用いる。

Year10:Year9と同じく漢字と簡単な文法を学習する。1年続けているので、ひらがな・カタカナは表を見なくても音を聞いて書くことができる。習った範囲の文法で、日本語の劇をするのがこの学年の特徴で、今年はディズニーのシンデレラをするため、文法・単語を練習していた。

Year11:簡単な内容であれば自分の言葉で会話ができるレベル。難しい単語や文法の
練習も始まるため、生徒も積極的に質問をしてくる。この学年はいくつかの文法を使って、
自己紹介のスピーチ(暗記)を行うので、その原稿を書き上げる手伝いをした。

Year12:人数がぐっと減る代わりに、日本語にかなり興味があり、真剣に取り組む生徒が
多いクラス。3〜4人のグループを作り教科書に載っている日本語の長文を読んで訳す作業も
こなすことができる。
レベルが上がって教科書学習ばかりになり、生徒が授業に飽きがちになるため、時折応用
したゲームも取り入れている。

Year13:人数が10名前後となり、中には学校のプログラムで日本に短期留学した生徒も何名かいる
ため、スムーズに日本語で会話できるときもある。教科書で文法とあわせて日本の文化などを
積極的に学んでいく。

(日本の学年ではYear9=中学2年生〜Year13=高校3年生に相当)
                                                      
◎日本語の先生:ステファニー先生(Stephanie Griffiths)
 日本人ではなく母語が英語のニュージーランド人の先生。日本人の先生ではないので不安にであったが、普段から日本語で話して下さるので支障は何もなくスムーズに会話ができた。
 具体的な教案の提出は不要で、実習(一人1学年担当・計3回)の前日にやりたい授業を説明する。基本的にどんな授業でも自由にさせてもらえる。忙しい先生だが、いつでも相談にのってくださる素敵な先生。

◎感想
 実習は各3時間ずつあり、1週目は先生のアシスタントをしながら見学をする期間でした。2週目から本格的に実習が始まり、この1週間は睡眠時間を削って準備したので最中はとても大変でした。でも、生徒たちは授業が面白いと自分たちで手をあげたり、発表してくれたりと、準備した成果が見えるととても嬉しかったです。
 また、先生はとても自由に授業をさせてくださる方で、「これをやりたい!」と言うと、「すごくいいね!それなら準備室にあるあの教材を使ってみるといいんじゃない?」「こういうアレンジをすると、こういう効果もあるよ!」というように、決して反対せずたくさんのアドバイスをくれたのが実習を乗り切れた原動力だと思います。実習だけでなく、週末に郊外へ旅行に行ったのも、先生が勧めてくださったのがきっかけだったので、2週間という短い間でしたが、公私ともお世話になりました。
 実習中は生徒・先生・ホストファミリーなど人の温かさに触れた時間でもありました。精神的につらい時期もある実習期間なので、このようにたくさんの人々に支えられて過ごしたことはとてもいい経験になったと思います。


◎ホームステイ
 3人という異例の人数であったため、2人と1人に分かれてステイさせてもらった。どちらも白人系の家庭で、ペットや年の近い娘さんがいたので、ファッションの話などでも盛り上がることができた。
 お互いの家は車で10分ほど離れていたが、何度もそれぞれの家に遊びにいったり、一緒に夕食を食べたりするために送り迎えをしてくれた。ステイしていない方のファミリーもとても親しく接してくれて、2倍ホームステイを充実させることができたと思う。

◎アドバイス
・学校では自由に動けるため、スタッフルームなどで知らない先生が話しかけてくれることが多い。そこで知り合うと、学校にいる間親しくあいさつしてくれるので、積極的に話をしてみるとより充実するかも!
・ホームステイではファミリーのほうもかなり気をつかって接してくれる。なので、食事などのアレルギーや自分独自の生活習慣などはどんどん伝えることが大切!学校での実習だけでも慣れない土地ではかなりの負担にはなるので、ストレスを溜めすぎないためにもファミリーには「自分」を理解してもらう。意外と「OK!」と気さくに受け止めてくれるから大丈夫☆

◎裏話
 生徒たちが授業中に大声で話したり、ガムを噛んでいたりと、日本ではありえない光景に初めは驚いてしまった。
 しかし日本よりも生徒が積極的に発表してくれるし、リアクションがはっきりしているため、実習はとても進めやすい。