学習者アンケートの分析



1.「日本語だけの授業はどうでしたか?」という質問には、「楽しかった」「授業のスピードがちょうどよかった」などの回答が多かった。また、「最初は難しかったけど、だんだん慣れた」という意見が見られた。

2.「実習生(先生)の日本語は聞き取りやすかったですか?」という質問に対しては、多くの人が「聞き取りやすかった」と回答した。分かりにくかった時は、「ゆっくり話してくれたり、ジェスチャーを使って説明してくれたので理解することが出来た」という意見が多かった。

3.「授業の速さはどうでしたか?」という質問には、全員3のちょうどいいと回答した。

1,2,3の回答から、これは実習者が楽しい授業を
心掛けて、学習者が理解できるスピードで授業をするように
気をつけていた結果だと思われる。



4.「どんな授業がためになりましたか?」という質問には、「ロールプレイがためになった」という意見が目立った。そのほかには、会話練習、ペアワークやグループワークなどがためになったという回答が多かった。

5.「どんな授業が楽しかったですか?」という質問に対しては、ディベートや自分で会話を作るといった授業が楽しかったという回答が多かった。


4,5の回答から、学習者が自発的に授業に参加することを好む傾向がわかった。このことから、参加型の授業を展開することで学習者が興味を持って日本語を習得することが出来ると思われる。


6.「授業を終えて日本語の能力が来日前よりも、あがったと思いますか?」に対しては、全員が上がったと回答した。また、「日本人らしい日本語を身につける事が出来た」「日本語を話す勇気が出た」という回答もあった。
参加型の授業で実際に日本語を話すことで、積極的に日本語を話す自信がつき、実践的な日本語を身につけることに役立ったと考えられる。また、実習生が工夫して授業の準備を行ったことも成果を上げた理由の一つと思われる。


7.「日本語に対しての印象が来日前と比べて変わりましたか?」に対しては、意見が「変わった」「変わっていない」の2つに分かれた。「変わった」と答えた人の理由としては、「今までは教科書中心に日本語を勉強していたけど、実習を受けて日本語の印象が変わった」「もっと日本語に興味を持つようになった」という意見があった。一方、「変わっていない」と答えた人からは、「日本に来る前から日本のドラマをたくさん見ていたから」という意見が多かった。
この結果から、海外で日本語を勉強している学習者にとって、実際に日本で学習することは日本語能力の向上、日本文化への興味の促進に大きく繋がると言える。一方、海外にいても、日本のドラマや映画等を定期的に見ることによって現地にいながら日本語、日本に触れる事ができると分かった。

8.「また山口県立大学に来たいと思いますか?」という質問に対しては、全員が「また来たい」と答えた。


9.「日本語の授業をした学生たちに何かアドバイスがあれば書いてください。それと日本語授業の感想を書いてください。」という質問に関しては、「自由で面白かった」「説明が分かりやすかった」「日本文化について知ることが出来てうれしかった」などの感想が見られた。また、「緊張は日常茶飯事だから、ミスをしても気にしないでもっと自信を持ってがんばって」というアドバイスもあった。